

Part 2 からの続きです。
fig. 05 が内包物の全て(除取扱説明書)で、箱から取り出したそのままの状態です。
扇風機の「羽根」は前後ガードの中に入って居ます。
羽根は最近の家庭扇風機で主流の、角ばった感じの5枚羽根で、指で簡単にくねくね曲がる様な柔らかい(やはり安全面での配慮なのでしょうか?)タイプです。
径はカタログデータで30cmとなって居ます。ガード径(全幅)は同じく360mmで、
家庭用扇風機としてもやや小振りな印象を受けました。
(尚本製品の羽根はほぼ無色透明でなかなか写真が撮り辛かったので単品の撮影は割愛しました)
御覧の通り、部品点数は極少なく、工具等も不要なので、機械や工作が苦手と仰る方や小学生でも余裕で組み立てられると思います。
それでは組み立てに取り掛かりましょう。
と、言ってもやる事はそれ程ありません。
これだけです。
説明書を見るまでも無いくらいです。
fig. 07 にスタンド裏側の台座固定ナットを示します。
出荷時にこの様にスタンド側のネジに嵌められて居ます。
これを外してネジ部分を台座中央の丸い穴に挿し、再びナットを締めて固定するわけです。
fig. 08 は「後ガード」及び羽根を組付けたところです。
一度でも扇風機を組み立てた事のある方ならお分かりと思いますが、
通常羽根を止める「スピナー」は左(反時計方向)へ回すと締まる様になって居ますのでご留意下さい。
最後に「前ガード」を取り付けて完成です!
本製品のガードは fig. 09 に示す様に3箇所のツメと1箇所をクリップで留めるタイプで、
容易に取り付けられます。
fig. 10、fig. 11 に完成図を示します。
如何です?とても¥1,500 で買ったとは思えない、中々立派な物ではありませんか!?
fig. 10 がスタンドのスライドパイプを縮めた状態、
fig. 11 は最大に伸ばした状態です。
取説所載の仕様では、高さは 670~860mm となって居ります。
fig. 12 に「高さ調節ボタン」及び「スライドパイプ」を、fig. 13 に本体操作パネルを示します。
…それにしても、今回写真が最悪ですね…。
実際に使ってみた感想です。
本製品は、やや小振りながらも扇風機として必要十分な機能を備えており、風量なども十分だと思います。
風量切り替えやタイマー等の機構も昔ながらの機械式で、今時の高度に電子化された家電製品等より却って信頼性も高い物と思われます。
ショップのレビュー等には本製品のだす「音」についてネガティブな意見が散見される様ですが、
特別気になる様なうるさい音がする、等と言うことはもちろんありません。
羽根を回して風を起こしている以上、当然の如く発生するレベルの音でしか無いでしょう。
本製品は、特別な機能などは必要ない、贅沢は言わないから兎に角安い扇風機が欲しい、
といった需要に応え得る、コストパフォーマンスに優れた製品と言い得ます。
ご存知の様に、扇風機はサーキュレータ等としても利用出来ますので、
単体で使用する以外にも他の扇風機やエアコン等と組み合わせての使用にも、手軽にお求め頂けるリーズナブルな価格の本製品は大いに威力を発揮する事でしょう。