●「今年は2回」というけど…
本日(7/19)は「土用の入り」です。本ブログでは度々取り上げて来た話題なのですが、そもそもこの「土用」とは何なのか?というと…まあ、あまり詳しくやろうとするとかなり長くなるので、それについては(Wikipedia 等)他のドキュメントに譲るとして、取り敢えず物理的な事のみ掻い摘んで説明すると、太陽の黄経により節気を決める「定気法」に於いては「立春(45°)」「立夏(135°)」「立秋(225°)」「立冬(315°)」の「四立」の 18° 前(となる瞬間を含む日)から四立の前日迄の期間(即ち土用の最終日が「節分」)の事で、本日の干支は「己丑」なので「土用の丑の日」なわけですね。
…ではこの「己丑」ってのは何なんだ?ってハナシですが、これは昔ながらの日めくり等が部屋にある方ならよくご存じと思うのですが、「今年は何歳」等という「干支」は年・月・日それぞれに振られて居るのですね。(まあ、この辺りの詳細も他のドキュメントに譲りますが… 一応、日めくり何ぞ持ってない、と仰る方に、当方ではこの様なページを運用して居りますので参考までに…)で、「十二支」は当然13日目には同じモノが廻って来ますから、最初の「丑」がくるタイミングによっては期間中に2回やって来る、というワケなんですね。
で、冒頭の見出しにある、本年の(夏の)土用の丑の日は2回ある、というのは、TVのワイドショー等でも頻繁に見聞きしたフレーズなのですが、サラリと触れるだけで具体的に何故そうなるのか?という事を説明する様なものは筆者の目には全く入りませんでした。まあ、それが本題では無いのですから、時間の都合もあるでしょうし、仕方のない事なのかも知れませんが、「そんなの知ってて当たり前!」って感じで流されているんでしょうかね…?少なくとも筆者は小学生の頃には「土用の丑の日に鰻を食べる」云々は知って居ましたが、では「土用」って何だ?「丑の日」って何だ?ってなると全く知りもしませんでしたねぇ…まあ、気にもしてなかった様な気もしますが…