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  • もう8月も終り…

    ● 本年の8月最終日は雑節・二百十日

    Rice_field_on_Japan_20070829-thumb.jpg

    本日・8月晦の31日は立春から210日目の雑節・その名も「二百十日」、
    例年大体(新暦の)9/1頃とされています。
    周知の通り、本年は閏年ですから、1日早く来るワケですね。

    気が付けば8月ももう終り。
    そういえば、よっぽど居心地でも良かったのか、長々と日本付近に居座り続けた台風10号に、
    何か暑さの元でも吹き飛ばされたのか、最高気温30℃を越える真夏日とはいえ、
    今日はそれ以前とは打って変わった様に比較的過ごし易い一日でした。
    筆者のところだけかも知れませんが…
    いよいよ夏も終り、と感じましたねぇ。

    何にしろ、今年ももう2/3 が終り…残り4ヶ月なんですね…。



    「二百十日」はイネの開花の時期とされるそうです。
    パッと見よく判りませんが、イネにも花が咲くんですよね。

    と、言う事で、もうじき実りの季節を迎えますので…

  • 【久方ぶりの】 形状自在ミストホース MH-25(LG)【お買い物リポート】

    皆さん、連休は如何お過ごしでしたか?
    今、季節は風薫る5月、
    初夏を迎え、いよいよ好い気候になって来ましたが、
    以降ジメジメした梅雨(まあ、それはそれで風情があるのですが…)、
    そして暑い暑い夏を迎える事となるわけです…。
    そこで、今回は夏を控えたこの時期に、
    猛暑に備える為の一品のテストリポートをお届け致します。

    兎に角、不快な迄に蒸し暑い日本の夏!
    少しでも快適に(なるべくお金を掛けないで!)過ごすべく、
    筆者はこれ迄にも色々なグッズを試してみました。
    中には全く役に立たず、リポートも「お蔵入り」になったモノも…
    さて、今回新たに俎上に上ったこちらの商品は如何に!?

    本リポート、実は昨年購入した商品のモノなのですが、
    公開時期を逃して仕舞っていたんですよね…まあ、ひと夏テストしてみた結果としてご覧下さい。

    ● 安価な「ミストクーラー」を試してみる

    一頃「ドライミスト」なるモノが持て囃された事がありました。
    実はこの名称自体はとある会社の登録商標となっているのですが、
    一般に細かい霧(ミスト)を利用した、昨今は主に場の冷却効果を狙った商品を指して広くその様な呼ばれ方をして居る様です。

    ■ 序論・「ドライミスト」或いは「ミストクーラー」とは

    この「ドライミスト」或いは「ミストクーラー」と呼ばれる製品は、
    「打ち水」と同様の、所謂気化(蒸発)熱を利用した冷却装置です。
    即ち、気温が液体(この場合、多くは水)が気化(蒸発)するエネルギーとして使われるので、
    その分気温が下がる、と言うワケです。

    で、何が「ドライ」なのかといいますと、
    これらの装置は、水をとても細かい霧状に噴射しますので、
    霧の水玉が地面、或いは周りの物、人等に付着する前に蒸発するのでそれらは濡れる事が無い、
    と、言う事です。

    この様に、一見手軽でリーズナブル、
    環境にも優しいと、良い事尽くめと思える「ドライミスト」ですが、
    公共施設等に設置されている製品は、
    大変大掛かりで高価な物であり、
    流石に一般家庭に個人で導入できる様なモノではありません。

    …が、然し今では多くのメーカー・ベンダーより、一般家庭向けの「ミストクーラー」的製品が販売されて居ます。
    本リポートでは、そんな中からガーデニング用品やレジャー用品の企画・開発・販売を手掛ける株式会社グリーンライフの製品・「形状自在ミストホース・MH-25(LG)」を取り上げます。

    グリーンライフ・MH-25(LG)を…

    ■ テスト製品概要

    fig01.jpg
    fig.01
    fig02.jpg
    fig.02

    現在、一般家庭向けの「ミストクーラー」製品としては、
    ベランダや窓の桟に取り付けるタイプ、庭に置くスプリンクラータイプ等がありますが、
    本製品はユニーク(一応類似品もありますが)な「フレキシブルホース」タイプとなって居ります。
    今回、それらの中から本製品を選んだ理由は、
    先ず何と言ってもその手軽さです。
    殊に、桟や軒下等に取り付けるタイプは取り付けに非常な手間が掛かりますが、
    本製品であれば、fig.01の様な形に曲げて窓付近に置くだけでも使えますので、
    取り敢えずミストの効果を試してみたい、と言う向きには最適と思われます。

    今回テストに使用した商品は、最寄のホームセンターで購入した物です。
    実は購入した店舗には、
    上記の如く、本品とよく似た製品(確か少々価格が安かった様に記憶して居ります)も売られていたのですが、
    通販などでも売られて居るこちらを選択しました。
    因みに、件の類似品は製品がむき出しの状態で売られていたのに対して、
    本品は258x262x82[mm](実測)程の箱に丸めた状態で入って居ります。
    製品本体の全長は、パッケージによると、270cmです。
    fig.01 の通り、地面に置く様な使い方も出来ますし、
    パッケージ写真等にある様に、木や柱等に巻きつけて使う等、
    柔軟な発想で多様な使用法が考えられます。

    fig.02 にノズル部分を示します。
    ご覧の通り、ミストの噴射口は二つ付いて居ります。

    尚、fig.01には写って居りませんが、
    水栓側の「ニップル」には、
    ワンタッチで取り付けられるカップリングが付属して居ります。

    尚、製品(ホース部分)色は今の所この「ライムグリーン」のみの様です。

    ■ 所感

    では、実際使用してみましょう。
    今回は窓から1m程度離して、地(土や芝の上ではありません)に置いた状態で使用、
    室内でどれ程の冷却効果・清涼感(生憎、実際に室温を計測するような事はして居りません…)が得られるか?
    という趣旨の実験を行いました。

    冷却効果:無いよりはマシ…?
    本製品の噴出する「ミスト」画像・クリックで拡大
    fig.03 本製品の噴出する「ミスト」

    先ず一番肝要な冷却効果です。
    これについては、早速出鼻を挫く様ですが…あまり過剰な期待は禁物、
    と予め言って置いた方が良いかも知れません…。
    これはまた、筆者の試している環境が最悪とも言う部類なので、環境が違えば感想もまた変わるのかも知れませんが…。

    当然ながら、ミストが直接肌に触れるとヒンヤリと冷たいのですが、
    あまり窓に近づけると部屋の中が濡れてしまいます。
    これは網戸程度では防げません。
    本稿では冒頭に「ドライミスト」いう言葉を使用しましたが、
    既述の通りこれは他社の登録商標であり、当然ながら本製品ではその様な単語・表現は使われて居りません。
    まあ、そもそもこの価格帯の製品にそこまでの高性能を求めるのは無理がありますよね。

    本製品のミストは「ドライ」なのか?

    fig.03に本製品の噴射する「ミスト」の様子を示します。
    ご覧の通り、それなりに細かい霧になって居るのですが、
    流石に「ドライ」とまでは行きません。
    使っていれば、その周りは濡れてしまいます。
    桟の上、軒下等の高所に取り付ければある程度はマシになるかも知れませんが、
    それも限度があるでしょう。
    一見とても細かい霧であっても、
    さすがに全てが地面(や周りの物)に着く前に蒸発してしまうと言うワケには行か無さそうです。
    また、その様な使い方をするのであれば、初めから桟や窓枠、壁等に取り付けるタイプを購入する方が早いでしょう。
    (バルコニーがある・等、本製品の方が手軽に高所に取り付け易い環境もあるとは思いますが)

    で、筆者が最終的に行き着いたベスト…かどうかは判りませんが、筆者なりのベターな使用法は、

    1. 窓から1m程度距離をとり、
    2. 窓には簾を掛ける。

    と、言った所でしょうか。
    これで、少なくとも窓周りがグッショリ濡れる…と言う様な事態は避けられる様です。

    運用コストは如何程?

    そして、矢張り気になる運用コストについてです。
    本製品は、電動ポンプ等は使用しておらず、
    即ち掛かるコストは純粋に散水した水量の水道料金と言う事になります。
    製品パッケージには1時間あたりの水道料金が1.2円と記載されて居りますが、
    これは東京都の水道料金に基づいた数値だそうです。
    これに基づくと、仮に6:00~18:00の12時間運用するとして、
    掛かる水道料金は14.4円 / 1日
    即ち432~433.4円 / 1ヶ月となります。
    ザッと検索してみると、シャワー10分で24~36円程度の水道代が掛かる、と言う事ですから、
    それと比べれば遥かに少ない出費となります。

    実際、筆者が昨年と本製品導入前の一昨年の同月の水道料金を比較したところ、
    寧ろ一昨年の料金の方が上回っていたくらいで、
    月毎の誤差(?と言うのも少々おかしな表現ですが…)以上の料金は掛からない、と考えて良いでしょう。
    少なくとも、本製品1本の(勿論「通常の」)使用によって、
    数千円 / 月のオーダーで水道料金が跳ね上がる、等と言う事態はあり得ないと考えられます。

    ■ まとめ

    それではリポートのまとめです。
    大方の予想通りだとは思いますが、
    本製品は、流石にこれだけで猛暑も涼しく快適に…と言う様な効果を期待する様なモノではなく、
    殊に、直射日光の当たる様な場所では正に焼け石に水…
    1階の、バルコニーや庭木などで影が出来る様な場所ならある程度は…と言うくらいに考えて頂いた方が無難でしょう。
    効果の程は、使用環境の差が大きいと思われます。

    ただ、何も(物理的に)気温を下げる事のみが本品の存在意義ではありません。
    従来の「打ち水」同様、視覚的な「清涼感」の演出にはなるでしょうし、
    実用的にも、庭やベランダの植物へ湿り気を与える、と言う効用があります(…尤も、それだけが目的ならば、スプリンクラーを導入する方が良いでしょうが…)

    本製品の第一の利点は、何と言ってもその手軽さです。
    あまり手間を掛けず、(冷却に限らず)兎に角ミストの効果を試してみたい、
    とお考えの方なら、先ず本品(或いは同タイプの製品)を試してみては如何でしょう?
    その上で何某かの効果が有りそうだと感じたならば、
    目的や必要に応じてサッシや壁に取り付けるタイプ他の導入も検討されると良いでしょう。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ■ 追記: 本年も活躍中です…!

    8/11 加筆

    「自在ミストホース」・MH-25(LG)は本年もまた筆者の為、
    劣悪な労働環境の下、健気に働いてくれて居ります。

    ◆ で、効き目の方は…

    効果の程は…まあ、相変わらずなのですが、
    そもそも本製品は冷房器具などではありませんので、
    これで「部屋がさっぱり涼しくならない!」等と文句を言うのは筋違いなのですけどね…。

    とは言え、上手い具合に部屋に風が吹き込んでくれると、けっこうヒンヤリとしますので、
    可能なら業務用扇風機(出来れば室外仕様の物)ででも風を送ってやると良いかも知れませんね。

    但し、ヒンヤリとした感触を感じると言う事は、当然ながら部屋に水が入って来て居る、と言う事ですから、
    その辺りはよくよく考えた上での運用・対策を心がけましょう。

    ◆ ではコストは?

    では水道料金の方はどうか?と言いますと、
    こちらもまた「相変わらず」で、
    時期的に入浴はシャワーで済ます(しかも場合によっては日に何度も浴びるにも関わらず)
    事が多くなって居る所為もあってか、7月までの水道料金は前期と比較してもぐっと下がって居ります。

    一見すると、常に水を流しっぱなしになるシャワーによる入浴は、
    湯船に湯を張るお風呂(江戸時代で言う水風呂)より水を消費しそうな感じがするのですが、
    やはりシャワーだけの方が安くなりますね。
    それと同じ事で、ミストクーラーの水の消費量は、上記の如くそのシャワーよりも遥かに少ないのですから、
    やはり、本製品による水道料金の発生分は、気になる程の大きさにはならないと考えて良いでしょう。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    ■ 更に追記: 4年目を迎えて…

    2019/08/03 加筆

    昨年まで元気に活躍してくれていた本製品ですが、
    新時代「令和」を迎えた今年、ホースを繋ぎ蛇口を捻ってもミストが出て来なくなって仕舞いました…。
    本製品を外した状態でちゃんとホースから水が出ますので、詰っているのは本製品の何処か、
    という事になります。
    先ず初めに表に露出している部分、即ち金属製のノズル部分を疑ったのですが、
    この部分を外しても(ネジ式になっており、回すと外せます)水は出て来ないので、
    本製品のホースジョイントからヘッド部分の間の何処か、という事になりますが、
    今の所判明して居りません。

    当方では、本製品をホースに繋いで外に置いたままにして居たのですが、
    この結果から(設置場所にも由りますが…)設置・撤去が容易であるという本製品の特性を生かして、
    シーズンオフには外して物置にでも仕舞って置く方が好いかも知れませんね。
    ただ、本製品はさほど高価なものではありませんから、
    取付・取外が面倒な場合は消耗品と考え、駄目になったら交換、と割り切るのもアリでしょう。


    amazon.co.jp

    桟、窓枠、軒下等に取り付けるタイプとしては、
    こちらがポピュラーな様です。

  • 【白元】アイスノンピロー&熱スッキリアイスノン

    ※ 本稿で取り上げている「アイスノンピロー」は生産終了しました。

    連休明け火曜日以降、多くの地方で梅雨明け宣言がなされました。
    今年は全国的に梅雨明けが例年より遅めだった様ですが、
    週間予報の感じでは、未だ宣言の為されていない北陸・東北地方も近々梅雨明けとなりそうですね。
    小・中・高校も夏休みにも入り、いよいよ本格的な夏の幕開けです!


    と、言う所で久しぶりの「お買い物リポート」は、
    夏を迎えた今だからこそのこの品物、
    以前お届けした「アイスノンソフト vs. ひえぷる やわらかまくら!」の続編とも言い得そうな、冷感グッズ(保冷材)2種のリポートをお贈りします。
    取り上げる商品は、「白元」(先頃少々残念なニュースの聞こえて来ましたが、頑張って貰いたいですね)の「アイスノンピロー」並びに
    「熱スッキリアイスノン」です。

    「アイスノン」その他の関連商品を…

    ● 製品概要

    ■ アイスノンピロー

    本製品は以前取り上げた「アイスノンソフト」の謂わば改良型姉妹品とでも言うべき物で、
    少々小ぶりな「アイスノンソフト」を専用の保冷バッグ(の様な物)に入れて仕様する、と言った感じの製品です。

    fig. 01-02 にパッケージ外観を示します。

    fig. 01 「アイスノンピロー」パッケージ外観(表)画像
    fig. 01 「アイスノンピロー」パッケージ外観(表)
    fig. 02 「アイスノンピロー」パッケージ外観(裏)画像
    fig. 02 「アイスノンピロー」パッケージ外観(裏)

    fig. 03 に製品外観を示します。
    「快冷弾力カバー」は、先述の通り表面がパイル生地(所謂タオル地)になって居る保冷バッグ、と言った感じの物です。
    fig. 04 はカバー表面のクローズアップ画像です。

    fig. 03 「アイスノンピロー」製品外観画像
    fig. 03 「アイスノンピロー」製品外観
    fig. 04 カバー表面クローズアップ画像
    fig. 04 カバー表面クローズアップ

    これまた先述の通り、
    この「カバー」の中に一回り小さな「アイスノンソフト」の様な物が入って居ます。
    (fig. 05)

    fig. 05 「アイスノンピロー」本体をカバーから取り出した所・画像
    fig. 05 本体をカバーから取り出した所
    fig. 06 「アイスノンピロー」カバー内側の様子・画像
    fig. 06 カバー内側の様子

    fig. 07 「アイスノンピロー」構造図 画像
    fig. 07 「アイスノンピロー」構造図

    さて、肝心の本体の方はと言いますと、
    御覧の様にバッグが透明ではありませんので、その中身を伺い知る事は出来ません。
    然し、「アイスノンソフト」同様にその構造を示す断面図がパッケージに描かれて居ます。(fig. 07)

    この図からも解る様に、少々小振りで厚みが薄い以外、
    カチカチに固まる短冊状の「凍結ゲル」を並べた下層部の上に、冷やしても固まらない「不凍ゲル」のバッグを重ねた、
    ほぼ「アイスノンソフト」と同じ物の様で、それは凍らせてから触った感じからも伺えます。


    ■熱スッキリアイスノン

    一方、「熱スッキリアイスノン」は、
    手短にざっくり説明するならば、これも以前ご紹介した不二ラテックス・「ひえぷるやわらかまくら」に相当する商品(又は類似品、とも…まあ、どちらが先に出たのかは当方ハッキリとは知らないのですが)と言い得るでしょう。

    ただ、機能的には確かに似た様な物同士なのですが、
    実際に手にして使用してみた感触では、意外な程の差異が見られました。

    先ず、fig. 08-09 に製品パッケージの外観を示します。

    fig. 08 「熱スッキリアイスノン」パッケージ外観(表)画像
    fig. 08 「熱スッキリアイスノン」パッケージ外観(表)
    154-fig_09_thumb.jpg
    fig. 09 「熱スッキリアイスノン」パッケージ外観(裏)

    こちらは、今回比較対象とした「ひえぷるやわらかまくら」(不二ラテックス)とそう変わらないサイズです。
    横サイズ(長手方向)が若干小さく、縦サイズが若干大きい感じです。
    参考までに、比較の為「アイスノンピロー」と並べてみます。(fig. 10)

    fig. 10 「アイスノンピロー」(下)との比較 画像
    fig. 10 「アイスノンピロー」(下)との比較
    fig. 11 「熱スッキリアイスノン」表・裏(下)の様子 画像
    fig. 11 「熱スッキリアイスノン」表・裏(下)の様子

    製品本体の画像を fig. 11 に示します(下が裏面)
    「アイスノンソフト」・「アイスノンピロー」とは違い、
    こちらは実際の使用に当たっては、表裏を区別する必要はありません。

    製品比較

    アイスノンソフト vs. アイスノンピロー

    先ず姉妹品とも言うべきこの両者から。

    両者は、基本的に(本体は)同様の製品ですが、
    再三述べている通り、その大きさに若干の違いがあります。

    fig. 12 「アイスノンソフト」(上)との外観比較 画像
    fig. 12 「アイスノンソフト」(上)との外観比較

    御覧の様に「アイスノンピロー」本体は、「アイスノンソフト」と比較して横幅が狭く厚みも 3/4 程度(fig. 13 参照)と、
    少々(かなり?)小振りになって居ります。
    専用カバー(と、言うよりは保冷バッグとでも呼ぶ方がしっくりくる感じですが)に入れた状態で
    「ソフト」と拮抗(殊に厚み)する様な感じです。(fig. 14 参照)

    ○所感

    で、使った感想ですが、要点を取り合えずリストアップしてみます。

    □カバーに入れた状態では「アイスノンソフト」程には冷えない。

    まあ、これは当然と言えば当然の事ですね。
    繰り返しになりますが、本製品の「カバー」はクーラーバッグの様な物で、
    中を低温に保つ=冷却効果の持続の為に働く物であり、
    別段表面の冷却効果を上げる為の物ではありません。

    然し、その故に「従来品ではキンキンに冷え過ぎて苦手…」、「タオルで何重にも包まないと使えない…」、等と言う方には丁度良いとも言い得るでしょう。

    fig. 13 両製品厚み比較 画像
    fig. 13 両製品厚み比較
    fig. 14 厚み比較(カバーを掛けた状態) 画像
    fig. 14 厚み比較(カバーを掛けた状態)

    □表面が結露で濡れて仕舞う事がほぼ無い

    これは本製品(というか付属のカバーの)大きな利点でしょう。
    当然ながら、使用していれば中は幾分濡れてしまうのですが、
    水漏れや表面に水が染みて来る、といった事態は(筆者の試した範囲では)今の所ありません。

    但し、先述の通り使っていれば中は当然濡れますので、
    使用後は水分をしっかり拭き取って陰干しする等、しっかり手入れをしておきましょう。

    尚、この「専用カバー」は、一応洗う事も出来ますが、
    流石に洗濯機に入れてガラガラ~っと言う訳にも行かず、
    外袋の説明には手洗いするように指示されて下ります。
    そんな訳で、本製品を使用する際はなるべく汚れない様に、
    タオルで包むなり枕カバーを掛けるなりして、
    直に使用するのは避けた方が無難だと思います。

    □「まくら」としてはちょっと物足りない?

    「アイスノンピロー」は、本体は「アイスノンソフト」よりもやや小さく(殊に厚みは大分薄い)、
    カバーを掛けてやっと拮抗する程度のサイズですので、
    「アイスノンソフト」が枕として物足りない(?と言うかサイズ的に小さい・合わないという感じでしょうか)と、言われる方には当然同様に感じられるでしょう。
    その場合は、下に別途クッションを用意して、或いはバスタオル等を折り重ねて敷く等の工夫で補足しましょう。

    ○結論

    では、今回新たに「アイスノンピロー」を購入し、使用してみて得た結論です。

    取り合えず、
    今回「アイスノンソフト」に対して「アイスノンピロー」を敢えて推す理由を特別見出す事は出来ませんでした。
    但し、現在 Amazon での実売価格で¥100 程度「ピロー」の方が安くなって居りますので、
    価格面での優位があります。(この辺りはやや流動的ですが)

    他には、従前品が「冷えすぎてどうも苦手」、
    「タオル等巻いてもどうしても濡れてしまうのが…」と、仰る方なら、「アイスノンピロー」の方が向いているかも知れません。

    兎に角、この両者の違いは、ほぼ専用カバーの有無と本体サイズの若干の違いのみですので、
    複数個のご購入をお考えであれば、少なくとも内一箇を「ピロー」にするのもアリだと思います。

    やわらかまくら vs. 熱スッキリアイスノン

    次に「やわらかまくら」(不二ラテックス)と「熱スッキリアイスノン」の類似品ライバル対決(?)です。

    fig. 15 「やわらかまくら」(下)との外観比較 画像
    fig. 15 「やわらかまくら」(下)との外観比較

    この両者は謳われる機能はほぼ同様で、
    一見すると同じ様な商品ではないかと思えますが、
    実際に手にとって見ると、結構違った印象を受けました。

    ではこちらも使い比べてみて感じた要点を挙げて行きましょう。

    ○所感
    □ズシリと重い(?)手応えの「熱スッキリ~」

    今回新たに購入した「熱スッキリアイスノン」ですが、
    先ず手に取った時に、結構ズシリと重量感の様な者を感じたので、ちょっと驚きました。
    その重量についてはパッケージには特に記載が無く、また今回当方でも計測等は行っておりませんので、
    実際に「やわらかまくら」に比較して重いのかどうかは判りませんが、とにかくちょっと違う感じがしたのです。

    内部の構造等については、「熱スッキリアイスノン」は外袋(?)が不透明ですから伺い知る事は出来ないのですが、
    手で触ってみた感じでは、矢張り「やわらかまくら」同様、
    中にもう一つ保冷材のバッグが入っている2重構造になって居る様です。
    取り合えず手に取った感触では、
    「熱スッキリアイスノン」の方が造りがシッカリしている、と言う感じを受けました。

    fig. 16 両製品厚さ比較 画像
    fig. 16 「やわらか~」(左)との厚み比較

    両者の違いは、凍結させると更に如実に現れました。
    「やわらか~」が、以前の記事でも書いたのですが、
    「袋詰めのシャーベット」の様な感触なのに対し、
    「熱スッキリ~」の方は、何と言いますか、ゴムかウレタンの様な、「塊感」の様な物が感じられるのです。
    しかも、「やわらか~」の方は使い始めると程なくしてぐにゃぐにゃに柔らかくなるのに対し、
    「熱スッキリ~」の方の「塊感」はかなり長く持続する様です。
    兎に角、両者はかなり感触が違います。
    この感じだと、そもそも両者の保冷材の成分・材質に大きな違いがある様ですね。

    □表面の冷たさは「やわらかまくら」

    これはそこまで大きな差があるわけでは無いのですが、
    表面を直に触った感じでは「やわらか~」の方がより冷たく感じました。
    恐らく外袋の素材の違いが出ているのでは無いでしょうか?
    「やわらかまくら」が滑らかな表面のモノ(これは社名通りの「ラテックス」なのでしょうね)なのに対し、
    「熱スッキリ~」の方は「アイスノンソフト」と同様の、表面がザラついた(?)感じの素材です。

    また、これは「~ソフト」との比較の時も感じたのですが、
    「やわらか~」の方が表面に霜がより着き易い様な気がします。

    □冷却効果の持続時間は大差ない?

    「やわらか~」は、十分凍らせた直後はそれなりに硬くなりますが、直ぐに溶けて(?)柔らかくなります。
    然しだからと言って、「熱スッキリ~」と比較して特段冷たさの持続時間が短い、等と言う事はなさそうです。
    両者を同時に使用してみても、持続時間に大差は感じられませんでした。

    □「患部」にフィットさせ易いのは「やわらか~」

    先述の通り、「熱スッキリ~」は凍結させるとガチガチに固まるわけでは無いものの、
    ゴムかウレタンの様な固体になる感じですので、
    腫れや炎症等の患部に当てて冷やす様な使い方には、使えないわけではありませんが、
    最適とまでは言えないかも知れません。
    個人的には、その様な使い方の場合は「やわらか~」の方が向いてそうに思います。

    ○結論

    以上から得た結論としては、打ち身や炎症等、体の特定の部位に当てて冷やす、と言う様な使い方をするならば、
    「やわらかまくら」の方が向いているであろう、と言うことです。
    では、「熱スッキリアイスノン」はどの様な用途に向いているか?と言う事ですが、
    全体的な造りや凍らせた際の感触がシッカリして居る事等から、
    従来の「水まくら」等の置き換え様としての用途をお勧めします。
    この辺りは好みの問題になって仕舞うでしょうが、
    直ぐにグニャグニャに柔らかくなる「やわらかまくら」より、こちらの方が枕としてはよりしっくり来る感じです。
    「アイスノンソフト」が枕としては厚すぎる(高すぎる)と感じる方はこちらを利用すると良いでしょう。

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P.R.

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